ランキング順位は随時更新していきます
この温泉情報ポータルサイトを立ち上げることとなった動機を述べると、湯宿の魅力としてはサービスや料理、館の雰囲気などを抜きには語れないところがあるかとは思いますが、本来湯宿へ行く目的は入浴をするためであり、源泉の泉質で湯宿は評価されるべきではないのかと思ったことが発端となっております。 その理由となることを述べると、私は以前に一人で東北の山間部の秘湯の中の秘湯とも言える温泉と出合いました。 その源泉の泉質は、私が考える通常は持ちえないはずの「温まり」の2つの成分を両方とも十分に含み、ましてや美肌として考えられる成分をも持ち合わせた奇跡とも言える本当に素晴らしい泉質でした。 入浴した時は、このような成分の豊富なバランスの良い泉質に出合っことがなかったため、ただただ感心するばかりでした。 そこで考えたのが、日本中には「日本秘湯を守る会」などの様々な会にも入会していない素晴らしい源泉を持つ湯宿はまだ多くあるのではないかと思ったことでした。 そしてそれらの泉質の素晴らしい湯宿を探し出していくことが出来ないものかとも考えるようになったのです。 現在ある温泉情報サイトを検証すると、各サイトは個人の入浴体験による個人的な評価や人気投票による番付けというものがほとんどで、源泉自体の評価というものはありませんでした。 そこで「湯質泉質ランキングガイド」を立ち上げることで、ランキングにより泉質の良さを評価していき、まだ埋もれている泉質の素晴らしい湯宿を探し出し、サイトユーザーにも体験していただきたいとの思ったのがこのサイトを立ち上げる動機となっております。
源泉や泉質の評価に関しては、サイト運営事務局側で評価をしていきますが、分析書の評価データ構築の際に、数値入力ミスや、浴槽の深さ・飲泉の可否の情報に間違いが生じる場合があります。 また泉質の分析書には新旧があり、その測定時期によって成分量に違いが出ることがあり、よって旧分析書情報での評価は現在の泉質と違いがでる場合があります。 上記の際は情報内容の確認をとりデータを修正させていただきます。
成分評価に関しては、「温泉の百科事典」(丸善出版)や「源泉湯宿」(平野 富雄著)、「温泉を知る」(信濃 孝一著)等の資料を基にしております。 また私の経験値からくる成分と成分量に評価付けをしていくことで、温泉分析書が初心者でも理解できるようになるのと、すこし端折った見方をすることで、理学分野からも若干乖離してしまいますが、「自分に合う泉質を発見する楽しみ」などの楽しむ方向性に添うものと考えております。 つまりあえて内容をシンプルなものにすることで、このサイトが求める「源泉掛け流し」や「温まり」、「美肌」の泉質がランキング順位により分かりやすくなっております。 温泉分析書の大まかな見方に関しては、泉質に溶けてい込んでいる無機成分のほとんどは+と−の電気を帯びたイオンで、双方が量的なバランスをとって存在しております。 分析書の右側が陰イオンで左側が陽イオンとなり、人間の身体に例えると陰イオンは骨格ともいえる成分で、陽イオンはそれをささえている筋肉ともいえる成分です。 陰イオンの主な成分となる「塩素イオン」・「硫酸イオン」・「炭酸水素イオン」は泉質を特徴づける成分であり、陽イオンの「ナトリウムイオン」・「カルシウムイオン」は陰イオンの成分を補完するべく泉質を特徴づけるものとなります。 (陽イオンと陰イオンの総量のバランスは、1対2がバランスの良い泉質であるとされております。)